2026菊花賞考察

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過去の傾向としては、逃げ切り、先行押し切り、中団からの差し切りのいずれも成立している。特定の脚質だけを重視するより、展開に応じて勝負どころで動ける馬を探すことが重要。

過去10年の傾向から重視したいポイント

  • 4コーナーの位置取り:過去10年の勝ち馬は、4コーナーで1〜7番手に位置している。
    • 先行馬は展開を味方につけられる。 タイトルホルダーやドゥレッツァのように、前で折り合って自分からレースを動かせる馬は強い。
    • 中団から早めに進出できる馬も有力。 エネルジコ、アーバンシック、サトノダイヤモンドなどは、勝負どころで位置を上げている。
    • 後方で脚をためるだけでは届きにくい。 キセキのような例外もあるが、4コーナーで後方に置かれたままでは厳しい。
  • 上がり3ハロンの性能:速い上がりを使えるだけでなく、その年のレースで求められる脚を使えるかが重要
    • 上がり最速を複数回記録している馬
    • 速い流れでも、スローペースでも末脚を使えている馬
    • 3〜4コーナーから進出し、直線でも脚を維持できる馬
    • 長く脚を使う展開で好走している馬
  • 人気馬中心でも、3着には穴馬が入る。人気薄の好走が3着に集中していること。
    • 1着候補: 実績と能力が上位で、長距離への対応力も期待できる馬。
    • 2着候補: 上位人気馬に加え、距離適性や持続力に優れた馬。
    • 3着候補: 人気にかかわらず、スタミナやコース適性に強みがある馬。

菊花賞の傾向・重要ポイント3つ

① 4角4〜6番手で動ける馬を重視

過去10年の3着以内30頭のうち17頭が4角4〜6番手。この位置で競馬ができる機動力は評価材料。

② 前走3着以内が基本

過去10年の3着以内30頭中27頭が前走3着以内。まずは前走で好走している馬を中心に考えたい。ただし、前走大敗からの巻き返しもあるがこれは前走重賞に限っての事、条件戦から挑む馬は前走で勝利している事がマストである。また敗因の確認は必要。

③ 上がりの速さだけでなく、長く脚を使えるか

3000mでは瞬発力だけでなく、折り合いと持続力が重要。近走の上がり順位に加えて、勝負どころから進出して最後まで伸びられる馬を評価。


印

◎ロブチェン

◯ダノンヒストリー

▲アウダーシア

▲ジャスティンシカゴ

▲シートゥサミット

△エムズビギン

△コンジェスタス

△ゴーイントゥスカイ

△アスクエジンバラ

枠も決定しての印は上記の通り、内枠から中枠にかけて買いたい馬が集まった印象。実績(能力)を中心に前走の状態から上がってきそうな馬に印をうった。あいにくの天気で道悪への対応は全馬未知数とは言うもののそれほど荒れるとは思っていない。

買い目はいつも通り三連複1-5-9の配列で勝負。


4枠8番 ロブチェン(栗東)松山弘平【継続】

父ワールドプレミア(ディープ系)母父Giant’s Causeway(ストームバード系)

前走:(阪神2200m)神戸新聞杯1着(0.0秒・❽❹33.8秒④)前々走:(東京2400m)日本ダービー1着(0.0秒・❾❽33.2秒③ ※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:524kg(前走:518kg)

実績、能力共に最有力であることは間違いない。皐月賞ではトラックバイアスも有利に働きレコード勝ち。日本ダービー、神戸新聞杯はタイム差無しであったがそれでも勝利している事を評価したい。菊花賞の3000mは未知の距離である事は他馬も同様、しかし、この馬にとってはむしろアドバンテージ。父ワールドプレミアは2019年の勝馬で、天皇賞・春も勝利している事から血統的には距離は問題ない。

皐月賞では逃げて勝利、ダービーでは差しから勝利している様に位置取りの自在性が高いため、展開にもある程度柔軟に対応ができる事が強味。前走神戸新聞杯では4コーナーで8番手から4コーナーでは4番手まで押し上げて勝利している。前走から菊花賞を見据えてのレースプランで準備は万端。

上がりの切れに関しては、もの凄く切れる脚を持っているわけではないが、菊花賞でも自ら動ける位置取りを取れれば馬券内は高そうである。

調教での臨戦過程も問題無く本命。道悪の可能性がある今回でも信頼度は最も高い。


5枠10番 ダノンヒストリー(美浦)ルメール【初騎乗】

父エピファネイア(ロベルト系)母父Tizway(インリアリティ系)

前走:(札幌2600m)阿寒湖特別2勝C1着(-1.3秒・❷❶35.6秒②)前々走:(函館2600m)1勝C1着(-2.3秒・❶❶35.7秒①) ※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:483kg(前走:478kg)

新馬戦ではあるが後のスプリングSの勝馬アウダーシア、京成杯の勝馬グリーンエナジーに0.4秒差以上を付けて勝利したが、5カ月半空けての東スポ杯2歳Sで7着に敗れると3歳夏まで全休となり春のクラシックには出走できなかった。今夏は函館、札幌2600mの条件戦を2連勝で最後の1冠の菊花賞の切符を手にした。

新馬戦では後の重賞馬を破っているが、一線級の3歳牡馬との対戦は今回が初めて。ここ2走は古馬を含む条件戦で圧勝はしているが能力を測る物差しとしては不明。しかし、両レースとも2600mのコースを2周する競馬を経験し、道中で好位から3コーナーで前を捕まえにいくレースを実戦で経験している経験値は大きい。

ロブチェンの三冠を阻止する筆頭格であり、鞍上のルメールは過去10年で5勝2着2回と逆らう必要はない。ロブチェンと同等かそれ以上の評価をしたい1頭である。

道悪への対応は未知数であるが長距離のレース経験とルメールへの信頼度から2列目筆頭。


5枠9番 ゴーイントゥスカイ(美浦)武豊【継続】

父コントレイル(ディープ系)母父Tapit(APインディ系)

前走:(中山2200m)セントライト記念6着(+0.4秒・⓬⓫34.0秒①)前々走:(東京2400m)日本ダービー4着(+0.1秒・⓯⓯32.8秒①) ※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:510kg(前走:502kg)

日本ダービーでは3番人気に支持されて上がり最速の32.8秒で0.1秒差の4着は評価ができる。前走セントライト記念はスローペースの中で後方からの競馬と中山特有の前残りのバイアス、大外からの追込みが影響して6着に敗れたが、ここでも上がり最速の34.0秒を記録している点は評価できる。

青葉賞や日本ダービーでの好走が示すように左回りを得意としており、右回りでは右側(内)にもたれる癖があることは割引材料。セントライト記念もその辺りがスムーズであれば順位はさらに上げられた印象。それでも上がり最速を記録するところはこの馬の能力の高さを表しており、1走叩いて良化があれば菊花賞でも勝ち負けまでこれる能力は持っている。

武豊とのコンビも4戦目であり、右回りの癖も加味した騎乗次第では期待できる。また、セントライト記念では大外を回す競馬になってしまったが菊花賞では4角の位置取りもスムーズにいければなお好走が期待できる。2列目には入れたい1頭である。


6枠12番 サノノグレーター(美浦)田辺裕信【継続】

父グレーターロンドン(ディープ系)母父ジャングルポケット(グレイソヴリン系)

前走:(中山2200m)セントライト記念11着(+0.8秒・⓮⓫34.2秒④)前々走:(福島1800m)ラジオNIKKEI賞1着(-0.2秒・⓫⓫34.0秒①) ※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:472kg(前走:470kg)

前々走のラジオNIKKEI賞では外を回りながら上がり最速で1着。メンバーレベルはそれほど高くはなかったが着差以上の強さを感じた。前走のセントライト記念では展開が合わず11着で上りは34.2秒で悲観しすぎるほどではない。馬場もこの馬には合っていなかった印象。

菊花賞では前走からさらに4F伸びることへの対応が懸念される。父グレーターロンドンはマイル~中距離を得意としており、産駒にも長距離で大成している馬はいない。セントライト記念でも距離的にギリギリの印象で血統だけで評価を下げる事はしたくないが、前走成績も含めて長距離G1では厳しい戦いとなりそうである。


6枠11番 アスクエジンバラ(栗東)岩田康誠【継続】

父リオンディーズ(キンカメ系)母父マンハッタンカフェ(サンデー系)

前走:(中山2200m)セントライト記念4着(+0.3秒・❶❶34.8秒⑪)前々走:(東京2400m)日本ダービー10着(+0.5秒・❹❺33.9秒⑩)※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:484kg(前走:470kg)

重賞勝ちこそ無いがクラシック皆勤で成績に大きなムラが無いのが特徴。皐月賞では前有利の展開の恩恵はあったが、ロブチェンと0.3秒差の4着、ダービーは10着と着順は落としたものの0.5秒差を考えるとまずまず。

セントライト記念では中山巧者として期待したが4着と着順は悪くは無いが上がりは16頭中11番目と平凡で、ダービーでも10番目なので速い脚を使えるタイプでは無い。輸送、稍重の影響もあったができれば良馬場での競馬で番手で競馬ができる方が合っている。

栗東馬ではあるが中山、東京でのレース経験が多く、京都2歳ステークス2着以来の京都コースで輸送が無いのは好材料。3列目には入れたい1頭である。


1枠2番 コンジェスタス(栗東)西村淳也【継続】

父コントレイル(ディープ系)母父Alamosa(ノーザンダンサー系)

前走:(阪神2400m)神戸新聞杯6着(+0.3秒・❻❹34.1秒⑤)前々走:(東京2400m)日本ダービー9着(+0.4秒・❾❽33.6秒⑦)※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:534kg(前走:528kg)

京都新聞杯では評価が高いベレシートをクビ差で破り、ダービーでは期待されたが直線で複数回前が詰まる不運があり0.4秒差の9着と不完全燃焼に終わった。それでも最後まで脚を使えて伸びていたのは明らか。スムーズであれば掲示板、勝ち負けまでの可能性もあった。ダービー時点での能力はロブチェンと同等級と考える。

前走神戸新聞杯では馬体重+20kgだけ見ると余裕残しの中で、0.3秒差の6着なので前哨戦としては悪くない。

京都新聞杯を勝利している京都コースとの相性も悪くない、早い上がりを使える馬ではないがレースが流れればチャンスはある。

1週前追い切りでも坂路でしっかり追われており、一走叩いて菊花賞での良化は期待できる。2列目には入れたい1頭である。


3枠5番 ジャスティンシカゴ(美浦)原優介【継続】

父スワーヴリチャード(サンデー系)母父キングカメハメハ(キンカメ系)

前走:(中山2200m)セントライト記念1着(-0.2秒・❹❸34.2秒④)前々走:(東京2000m)1勝クラス1着(-0.4秒・❶❶33.6秒②)※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:509kg(前走:508kg)

セントライト記念では12番人気ながら1着で菊花賞の出走権、重賞初制覇を飾った。レースでは内の3番手当たりの良い位置から直線でアスクエジンバラを捕らえた。展開も向き、トラックバイアスは確かにあったが上がりの脚を含めてレース内容は良い。折り合い面でも評価でき菊花賞でもインポケットからじっくりレースを見ることができれば好走は期待できる。

セントライト記念もそうだが前目の位置取りから脚を使えるスタミナは評価に値する。陣営からも距離延長の対応も問題無いとの判断で、道悪への対応もできそうである。

ロブチェンよりも前に位置取りロブチェンよりも早めに仕掛ける事ができればセントライト記念の勢いそのままにチャンスはありそう。できれば内枠で競馬がでければ尚良し。

2列目候補。


3枠6番 バステール(栗東)川田将雅【継続】

父キタサンブラック(サンデー系)母父Aldebaran(ミスプロ系)

前走:(中山2200m)セントライト記念13着(+1.0秒・⓮⓯34.3秒⑦)前々走:(東京2400m)日本ダービー3着(+0.1秒・❷❷34.0秒⑪)※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:464kg(前走:472kg)

この馬の取捨は難解である。弥生賞も勝利し、日本ダービーでロブチェンに0.1秒差の3着なので力はある。

同じ中山でも弥生賞は好走しているが皐月賞、セントライト記念は11着、13着で大敗している。皐月賞に関しては11着ではあったが上がり3番手で展開も向かない中でそこまで悪い内容とは言えず、前走セントライト記念は稍重の馬場が合わなかっただけに良馬場ならチャンスはある。

セントライト記念では馬体重が+8kgで余裕残しも考えられ、前走だけの成績で消すには危険なため3列目には残したい。


2枠3番 アウダーシア(美浦)津村明秀【継続】

父キズナ(ディープ系)母父ルーラーシップ(キンカメ系)

前走:(中山2200m)セントライト記念3着(+0.3秒・❿❽34.0秒①)前々走:(東京2400m)日本ダービー11着(+0.6秒・⓯⓱33.2秒③)※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:502kg(前走:506kg)

ここまで6戦して全てで上がり3番手以内の脚を使っており、上がり性能としてはメンバー随一を誇る。日本ダービーでは11着に敗れたがロブチェンと0.6秒差で大きく負けたわけではなく、それ以外は全て馬券内と安定感は高い。

前走のセントライト記念では前有利の中山で中団から大外回して上がり最速の34.0秒で3着まで差を詰めたのは評価できる。実質1番強い競馬をしていた。最後はまだまだ脚を余していた感もあり、スタミナも問題無いとして、折り合い面さえかみ合えば勝ちまで可能性は十分にある。

2列目又は1列目まで検討したい。


7枠15番 シートゥーサミット(栗東)酒井学【継続】

父モーリス(ロベルト系)母父Discreet Cat(ストームバード系)

前走:(阪神2400m)神戸新聞杯3着(+0.1秒・❶❶34.1秒⑤)前々走:(阪神2400m)1勝クラス2着(+0.3秒・❻❺35.4秒④)※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:530kg(前走:524kg)

酒井学とのコンビを組んでからは出遅れも改善されて安定感を増している。初勝利まで7戦を要したが2400mに距離を延ばしてからは2着→1着→2着から前走神戸新聞杯では3着と安定し菊花賞の優先出走権まで確保した。

前走の神戸新聞杯では向正面から一気に先頭まで押し上げ34.1秒の上がりでロブチェンに0.1秒差と成長曲線では目を見張るものがある。

向正面からの捲りで直線押し切る競馬で好走しており、自ら動く競馬は菊花賞でも穴候補として楽しみな1頭である。

3列目には是非とも入れたい1頭で馬券妙味があるなら2列目も検討したい。


1枠1番 エムズビギン(栗東)岩田望来【初騎乗】

父キタサンブラック(サンデー系)母父Galileo(サドラーズウェルズ系)

前走:(阪神2400m)神戸新聞杯5着(+0.1秒・⓫❽33.6秒②)前々走:(東京2400m)日本ダービー14着(+1.0秒・❹❹34.7秒⑯)※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:512kg(前走:508kg)

前走神戸新聞杯では上がり2番目の33.6秒でロブチェンに0.1秒差まで追い上げたのは評価できる。着順こそ5着であるが大外を回す競馬であったことを踏まえると前哨戦としては上出来。


2枠4番 ショウナンガルフ(栗東)田山旺佑【継続】

父ハービンジャー(ダンチヒ系)母父ハーツクライ(サンデー系)

前走:(阪神1600m)ポートアイランドS11着(+0.9秒・⓫⓫33.9秒⑦)前々走:(福島1800m)ラジオNIKKEI賞12着(+0.8秒・⓬⓬34.5秒⑥)※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:480kg(前走:474kg)

2歳時に札幌2歳ステークスを上がり最速で勝利しているが、その後5戦は相手も強かったこともあるが馬券内は1度も無し。

前走ポートアイランドSでは出遅れから内々を通ったが直線で伸びずに11着。軽ハンデでの恩恵も無く前哨戦としては距離、戦法の意図が不明。結果も良くなかった。

父ハービンジャー母父ハーツクライは血統的には面白いが、近走での実績(距離、上がり)から買いたい材料は少ない。(見送り)


8枠16番 ショウナンハヤナミ(栗東)池添謙一【継続】

父レイデオロ(キンカメ系)母父ディープインパクト(ディープ系)

前走:(阪神2400m)神戸新聞杯10着(+0.9秒・❺❸34.8秒⑪)前々走:(京都2000m)若駒S1着(-0.2秒・❿❻34.5秒①)※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:460kg(前走:456kg)

新馬戦、若駒Sを連勝後、両前トウ骨遠位端の骨折が判明。春のクラシック断念を余儀なくされた。

1月以来の実戦となった前走神戸新聞杯では、既に菊花賞の収得賞金はクリアしていたため余裕残しの印象もあった。レースは中団やや後方から3角前からから進出、4角では3番手につけたが直線ではスタミナが残っておらず10着に敗れた。

レース後コメント(池添謙一)では「骨折休養明けで次を見据えるレース」であったが仕上げ的な甘さとしてはあったにしろ、負け方としてはモノ足りず悪い、さらに3F伸びる菊花賞では厳しい印象である。


7枠13番 キンググローリー(美浦)丹内祐次【継続】

父ダノンプレミア(ディープ系)母父Duke of Marmalade(ダンチヒ系)

前走:(中山2500m)九十九里特別(2勝C)1着(-0.2秒・❶❶35.9秒③)前々走:(福島2600m)信夫山特別(2勝C)2着(0.0秒・❷❷35.8秒⑤)※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:480kg(前走:466kg)

初勝利は7戦目で菊花賞で13戦目の苦労馬。春は京都新聞杯、ラジオNIKKEI賞共に13着と重賞の壁にぶち当たったが、前走、前々走で2500m、2600mでのレースを好走。

前走の九十九里特別(スローペース)では1周目のスタンド前で先頭に立つと自分のリズムでレースを運び、最後まで押し切る好内容であった。道中でしっかり息を入れられた点は評価、菊花賞でも折り合って先行できれば面白い存在である。

父はマイル〜中距離適性のダノンプレミアムではあるがスタミナはここ2戦の戦績からまずまず。ただし、菊花賞では流れは速くなり、多頭数で他馬からのプレッシャーも考えると同じ競馬を再現するのは容易ではない。

相手レベルが上がる中で折り合いと位置取りがかみ合えば掲示板までは可能か。


8枠17番 チャリングクロス(美浦)石川裕紀人【初騎乗】

父キタサンブラック(サンデー系)母父Cape Cross(ダンチヒ系)※黒数字白抜きは3角4角位置

前走:(新潟2200m)日本海S(3勝C)7着(+0.9秒・❾❼34.9秒④)前々走:(東京2400m)町田特別(2勝C)1着(-0.3秒・❸❸34.5秒①)

調教後馬体重:497kg(前走:506kg)

クロワデュノールの全弟。前々走の町田特別では上がり最速で勝利しているが、前走日本海Sでは7着と大敗。3勝クラスで0.9秒差の7着は大きく負け過ぎの印象。

奇数番号の外枠発走で買いたい材料としては乏しい。


8枠18番 ナリタエスペランサ(栗東)北村友一【初騎乗】

父キタサンブラック(サンデー系)母父Invincible Spirit(ダンチヒ系)

前走:(阪神2200m)Mキタサンブラック(3勝C)12着(+0.5秒・❸❸35.3秒⑬)前々走:(小倉2600m)帆柱山特別(2勝C)1着(-0.5秒・❶❶34.4秒①)※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:478kg(前走:470kg)

前々走は小倉2600mを逃げて2着に0.5秒差の快勝であったが、1000mの通過タイムが66秒3というかなり遅い流れ。自分のペースで逃げてスタミナを温存できたことが、勝利の大きな要因だったと考えられる。

前走のキタサンブラックCは、3勝クラスの芝2200m。1番人気に支持されるが、3番手で進めながら12着に敗れた。勝ち馬とのタイム差は0.5秒。

2勝クラスながら2600mを圧勝している実績は評価できるが展開の恩恵あり。むしろ前走スローペースで好位から大敗している事はマイナスでメンバーレベルが大きく上がる菊花賞では買いたい材料としては乏しい。


7枠14番 マジョレルブルー(栗東)戸崎圭太【継続】

父コントレイル(ディープ系)母父シンボリクリスエス(ロベルト系)

前走:(阪神2000m)能勢特別(2勝C)1着(0.0秒・❹❸34.3秒①)前々走:(東京2400m)1勝クラス1着(0.0秒・❸❸34.3秒②)※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:492kg(前走:486kg)

未勝利、1勝クラスと2400mを勝利して前走阪神2000mの能勢特別では好位から上がり最速の34.3秒で勝利しているが、前走、前々走ともに2着馬とはタイム差無しの辛勝でメンバーレベルが大きく上がる菊花賞での買い材料としては乏しい。

父コントレイル、母父シンボリクリスエスの血統から距離延長への可能性は感じられるが、前走が重賞以外から3着内に入った馬は6頭いるが、全て前走が2200mのレースであり、2000mから3着内になった馬は過去10年間で1頭もおらず、臨戦過程のデータでは明確なマイナス材料と言える。


4枠7番 ラージアンサンブル(美浦)坂井瑠星【初騎乗】

父ベンバトル(ミスプロ系)母父ジャスタウェイ(サンデー系)

前走:(中山2200m)セントライト記念7着(+0.5秒・❸❸34.8秒⑪)前々走:(中山2000m)皐月賞8着(+0.6秒・❼❽34.2秒⑨)※黒数字白抜きは3角4角位置

調教後馬体重:481kg(前走:476kg)

リステッドのすみれS(阪神2200m)に勝利しているがメンバーレベルば高くはなかった。前々走の皐月賞では0.6秒差の8着と大きく負けてはいないが、上がりの脚は9番目。

前走セントライト記念でも4角で3番手の好位につけたが7着、上がりも11番目と見せ場は無かった。前有利の中でも粘れていないようにメンバーレベル強化の中でどこまで戦えるか。


レース回顧

上位3頭の結果

1着ゴーイントゥスカイ(3番人気)498kg(−4kg)・上がり35.4秒・中団から3〜4コーナーで進出し、差し切り勝ち。
2着バステール(8番人気)464kg(−8kg)・上がり34.9秒(上がり最速)・16番手から追い込み、ハナ差の2着。
3着ダノンヒストリー(2番人気)482kg(+4kg)・上がり35.6秒・3〜4コーナーで前に進出し、先行して3着を確保。

レース回顧

前半から速い流れのなかで、距離実績だけでなく、レース中に脚を温存し、最後まで持続できる能力が問われた菊花賞。

ハイペースの3000m戦で、逃げたキンググローリーが失速し、中団から運んだゴーイントゥスカイと後方にいたバステールがワンツーを決めた。ロブチェンにとっては出遅れとキンググローリーの大逃げ、直線での進路不利により苦しい競馬となり14着の大敗。

前に位置した馬はハイペースの煽りを受けて厳しく、後方にいたゴーイントゥスカイは展開の恩恵はあったものの直線で差したのは強かった。前の馬が軒並み順位を下げる中でダノンヒストリーは3着に入り、今後も楽しみな競馬をした。

馬券への反省点

本命(1列目)をロブチェンにしていた事もそうであるが、ゴーイントゥスカイ、ダノンヒストリーを3列目に評価していた事が全て。勝ったゴーイントゥスカイは右回り適性が厳しいので評価を3列目に、バステールについては会見での川田騎手の内容から購入を見送っていた。1列目が飛んで保険が機能しなかったレースであった。

後方に位置した馬が有利な展開となったが展開を予想しきれなかったことが反省点。

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