2026宝塚記念予想

G1

※個人的な見解です。馬券の購入はご自身でご判断下さい。

過去の10年勝馬・3着内

過去10年間の前走は天皇賞春9頭、大阪杯8頭、ドバイシーマ4頭、ヴィクトリアマイル2頭、目黒記念2頭となっている。今年も天皇賞春、大阪杯経由で出走する馬には注目であるが、両レースを1着で勝利した馬で宝塚記念も勝っている馬はタイトルホルダーのみで2着以下であっても逆転は可能である。

今年は天皇賞春、大阪杯経由で挑む馬は6頭。その中でも大阪杯、天皇賞春を連勝したクロワデュノールが最有力であることは間違いなさそう。クロワデュノールを含め天皇賞春から挑む4頭は天皇賞春の3200mは距離的に長かったように思う。距離短縮はどの馬にとってもプラスとなるであろう。

そして大阪杯から宝塚記念に挑むダノンデサイル、メイショウタバルはローテーション的にも天皇賞春組よりも条件的には良いとみる。

過去のラップ傾向(2016~2025)

  1. 前半が非常に速くなる「前傾ラップ」の傾向
    • 最初の200m(12.4秒)から、200m〜400m区間で10.9秒(中央値11.0秒)まで一気に加速。スタート直後に激しい先行争いが起きやすく、息の入らない展開になる。
  2. 中盤も緩まない「淀みのないラップ」
    • 12.5 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 11.9 と、緩むどころかむしろ中盤からじわじわと加速(あるいは12秒台前半を維持)。
    • 阪神芝2200mのコース形状(内回り・向正面から3コーナーにかけて下り坂)も影響し、残り1000m(5F)あたりから仕掛けが始まる。これにより、逃げ・先行馬にとっては息をつく暇がない過酷なロンスパ(ロングスパート)戦にる。
  3. 上がり3Fは時計がかかる(消耗戦)
    • 前半〜中盤がこれだけタイトに流れるため、最後の直線(上がり3F)はどの馬もバテ気味になり、時計がかかる。
    • 「直線の瞬発力勝負」や「上がり33秒台のキレ味」はほぼ求められない。上がりに35秒〜36秒台を要する中で、いかにスピードを落とさずに我慢できるかという「底力」や「スタミナ・持続力」が問われる。

有力馬のジャッジと評価

①ダノンデサイル(評価:★★★★☆)

  • 宝塚までの近3走のG1(ジャパンC→有馬→大阪杯)で全て3着と勝ちきれないものの崩れない堅実さは最上位。有馬では中団やや後方から脚を溜め4角で好位につけたが、後方からミュージアムマイルにかわされ3着(+0.1秒)。直線で右にもたれたことでロスがあった事が悔やまれる。
  • 戸崎騎手の停止により坂井騎手が騎乗した大阪杯ではクロワデュノールとの4角での位置取りが全て。楽に逃げたメイショウタバルを捕まえる為に先に動き好位を取ったクロワデュノールに対して、内が詰まりスムーズに追えず追い出しのタイミングが悪くメイショウタバルも捕まえられずに3着(+0.3秒)。右にもたれたのも痛かった。
  • 能力的には上位であり宝塚記念では手の合う戸崎騎手に戻る事は最大のプラス材料であり、スムーズなら逆転まである。

②ミュージアムマイル(評価:★★★★★)

  • 皐月賞では展開はスローであったが、ファウストラーゼンが後方から押し上げ、後半は11秒台のラップが刻まれる持続戦、中団から直線で一気に前をかわし1着(−0.3秒)とタイムも優秀で強かった。
  • 日本ダービーでは前に位置取りをしたクロワデュノールを捕まえきれずに6着(+0.7秒)。展開は向かず初めての東京コースで直線勝負の瞬発戦ではクロワデュノールに分がある印象。
  • 天皇賞・秋では上がり3ハロンが10.9-10.9-11.1と瞬発戦。前半がスローであったこともあり最後マスカレードボールを捕らえられずに2着(+0.1秒)それでもダービーよりも成長が見られた。
  • 有馬記念では後方から3頭目といつもより後ろに位置取り、大外回して上がり最速でコスモキュランダを差し切る強い競馬が評価できる。
  • 今回のポイントは有馬記念から直行と久しぶりのレースに加え初の阪神である。タフなラップになればなるほど真価を発揮するタイプでロンスパ戦想定のここでは最有力の一角である。

③シュガークン(評価:★☆☆☆☆)

  • 24年青葉賞を勝ちダービー7着。その後屈腱炎を発症し2年間の休養明けで挑んだ新潟大賞典では果敢にハナに立ちレースを牽引したが、直線に入り脚色が鈍り殿負け。レース感が戻るには時間を要す。メンバーレベルが一気に上がり勝ち負けは厳しい。

④ミクニインスパイア(評価:★☆☆☆☆)

  • 初勝利までに時間を要したが、4連勝でオープン入り。初の重賞挑戦となった日経賞では速い流れのペースの中内沿いでレースを進める。最後の直線では内ラチ沿いから先頭に立つが外からきたマイユニバースにかわされて2着。緩みのないペースの中2着と健闘したことは評価できる。
  • 重賞を経験して今後が楽しみな存在と言えるが、宝塚ではG1馬が揃いメンバーレベルが一気にあがる現状では流石に敷居が高いと言わざるを得ない。

⑤クロワデュノール(評価:★★★★☆)

  • 皐月賞では1000m超えてからペース上がり、前目に位置していた馬にとっては厳しい展開。直線で早めに先頭に立つがすぐにミュージアムマイルにかわされ2着(+0.3秒)。早めに仕掛けなければならない展開の中、2着の競馬ができたことを評価したい。
  • 日本ダービーはミドルペースでどの馬にもチャンスはあったが好位から早め抜け出し勝ち切る強い競馬であった。ジャパンCでは後方に控えた馬が掲示板に乗る中前目につけて4着と海外帰りの厳しいローテの中かっこはつけた。
  • 有馬記念を回避し4カ月ぶりのレースとなった大阪杯では大外枠から中団につけた。メイショウタバルの単騎逃げのペースで、早めに仕掛ける4角では4番手につけ、粘るメイショウタバルを最後にかわす貫禄のレース。仕掛けるタイミングが遅れればメイショウタバルを差すことは難しいレースであり人馬一体で勝ったレースであった。
  • 天皇賞春は未知の3200mが不安材料であったが、終始好位につけて直線200mで先頭、さすがに最後は脚色が鈍ったが粘ってハナ差の勝利をあげた。
  • 大阪杯で見せた大外枠からの完璧な立ち回りと、器用さも兼ね備えており、宝塚記念は阪神実績プラス、距離短縮と好条件が揃っており、軸としての信頼度は高い。

⑥ビザンチンドリーム(評価:★★★☆☆)

  • 25年天皇賞・春2着、フォワ賞(仏)1着、凱旋門賞5着とG1での勝利はないが国内外で好走しており実力は古馬の中でも有力。
  • 25年天皇賞・春ではスローペースの中、最後方から。向正面から3角にかけてレースが動き進出する。直線はヘデントールとの叩き合い、勢いはまさっていたが展開の差が響きアタマ差2着。スタミナは現役トップクラス。
  • 距離が伸びるほど良くなるイメージ。宝塚記念の2200mは「やや忙しい」印象は否めないが、前が激しくやり合って全体の時計がかかるタフな底力勝負になれば、最後に大外から強襲もありうる。

⑦ファミリータイム(評価:★☆☆☆☆)

  • 日経新春杯では逃げて展開が向いたが、直線でゲルチュタールとの叩き合いをクビ差の2着。斤量も軽量であったが勝ちきれなかった。
  • 阪神大賞典では少し出遅れ1周目の正面で前目に位置をあげたが、2400m~2800m区間が11.7→11.5→11.4とロンスパ戦となり4コーナーでついていけずに9着(+2.4秒)と大敗。距離も3000㍍は厳しく、スローとはいえ展開が向いていなかった。
  • 前走の大敗で評価を下げ過ぎる必要はないが宝塚記念はロンスパ戦が想定されメンバー強化で厳しそう。

⑧タガノデュード(評価:★★☆☆☆)

  • 大阪杯では後方から脚を溜め4角にかけて早めに進出、直線では大外を回るロスがあったが上がり最速で0.3秒差の4着と初のG1で善戦。天皇賞・春は後方から0.8秒差の6着。後方であったが上がりは平凡で距離は2000㍍あたりが合う。
  • 本質的には2000m前後がベスト、2200mのロンスパ戦で早めに動かされる展開になると、前走天皇賞春のように最後は甘くなる可能性が高い。

⑨コスモキュランダ(評価:★★☆☆☆)

  • 25年大阪杯では前から5頭目あたりに位置取ったが1000㍍57秒5のハイペース。得意のロンスパ戦に持ち込めず、前についていくだけの展開が響き9着(+0.6秒)
  • 有馬記念では逃げるメイショウタバル、ミステリーウェイのすぐ後ろにつけ直線で先頭に立つとゴール前まで先頭であったが、最後ミュージアムマイルにかわされ半馬身差の2着と惜しい競馬。
  • 中山では実績があるが宝塚記念が行われる阪神での実績は乏しく、求められる瞬時の加速力も甘い。メンバーレベル的にも厳しい。

⑩ジューンテイク(評価:★☆☆☆☆)

  • 京都記念は明らかなスローペースの中2番手追走で展開的にはかなり向いた。直線では内芝が傷んでいたこともあり馬場の真ん中を通り差し馬には不利な状況であったのでトラックバイアスも味方し1着。
  • 2200㍍は京都記念、京都新聞杯を勝っており合っているが宝塚記念は昨年16着と急坂のあるコースでの実績は乏しくメンバー強化の今回は厳しい。

⑪シンエンペラー(評価:★★☆☆☆)

  • 日本ダービー3着、ジャパンC2着と左回りを得意としている。日本ダービーでは展開が向かない中、直線で最後まで伸びて3着。直線での勢いは1番で上がりも2番目。ジャパンCでは展開が向いた中で、逃げても上がり2番目の脚を使い最後まで粘りドゥデュースにクビ差2着。
  • 25年ネオムターフでも勝利しているが右回りでは苦戦を敷いられており、凱旋門賞12着、有馬記念14着、天皇賞・春7着とレベルが高いメンバーとはいえ結果は残せていない。阪神2200mの舞台では買いづらい印象。次走以降の左回り(天皇賞・秋・ジャパンC)で狙ってみたい1頭

⑫マイネルエンペラー(評価:★☆☆☆☆)

  • 25年日経賞では稍重の馬場を1000mを1分3秒のスローペースの中を前から4頭目と展開も向いた、早め直線抜け出し粘り勝ち。
  • 有馬記念では中団から3コーナーで進出し4コーナー時点では4番手の位置を確保したが前の馬を捕まえる脚は無く後続からも差され9着(+0.8秒)。宝塚記念では有馬記念と同様に相手関係は厳しく勝ち負けは難しそう。

⑬シェイクユアハート(評価:★★★☆☆)

  • 金鯱賞では後方待機。展開的には内前有利であったが上がり最速でハナ差で差し切り勝ち。直線が長い中京ではあったがスローペースの中を差しきる末脚は評価。
  • 距離的に合う大阪杯をローテの関係からパスして休養を挟み、万全の状態で出走となる宝塚記念ではあるが、これまで戦ってきた相手から格段にレベルが上がるため勝ち負けまでは厳しい。右回りでの実績は乏しく、今回は掲示板までと評価。

⑭スティンガーグラス(評価:★★★☆☆)

  • アルゼンチン共和国杯では逃げるミステリーウェイを捕まえきれずに2着(+0.1秒)3ヶ月半振りと大外枠も影響した。ダイヤモンドSではスローペースの中向正面で位置取りをあげ完勝。ルメール騎手の好判断が光ったが、斤量も最も重かった中で勝ちきった事は評価。
  • 豊富なスタミナと持続力が武器で強者を相手にどこまでやれるか未知数。中団から早めに仕掛けてロンスパ戦に持ち込めれば、一角を崩す不気味さを持っている。

⑮マイユニバース(評価:★★★☆☆)

  • 初勝利まで6戦を要したが、ゆきやなぎ賞では菊花賞4着、日経新春杯勝馬のゲルチュタールに+0.1秒差の2着、あずさ賞では菊花賞3着、ラジオNIK賞勝馬に1/2馬身差の勝利をあげており、自身は菊花賞では1週目は後方から進め、向正面から進出し4角では前から3頭目まで押し上げたが、直線伸びずに13着に沈んだ。早めに仕掛けたがスタミナが無かった。
  • 3勝クラスを勝利したあとの日経賞では後方からの競馬、3コーナーで徐々に進出し直線では大外から痛みのない外の直線コースを通り上がり最速で最後にミクニインスパイアを差し切った。
  • 日経賞の勝ち方は強かったが、宝塚記念では早めの仕掛けの持久戦が想定され、相手も強化されることもあり、もうワンランク上の競馬に対応できるかが鍵。

⑯メイショウタバル(評価:★★★☆☆)

  • 毎日杯、神戸新聞杯、宝塚記念、大阪杯(2着)と阪神にはめっぽう強く、昨年の宝塚記念では単騎の逃げで淀みのないペースを演出。4角で一旦は後続との差を縮められたがそこから伸びて3馬身差をつけて快勝。
  • 前走大阪杯でも単騎で逃げたが、1コーナーまでで他の逃げ馬に競りかけられペースが少し速くなった。4角までは昨年の宝塚記念同様に見えたがゴール前で脚が鈍りクロワデュノールにかわされ2着とあと一歩であった。
  • 阪神コースの実績は十分で適性はメンバー随一。ポイントは自分のペースに持ち込めるか。同じく外枠のミステリーウェイやコスモキュランダ、ジューンテイクなども前で競馬をしたい馬がいる為楽な単騎逃げは望めず、昨年の宝塚記念や大阪杯よりも難しいレースになることが想定される。

⑰レガレイラ(評価:★★★☆☆)

  • 24年エリザベス女王杯は中団から競馬を進め、直線で他馬と接触する不利もあり本来の末脚が不発で5着(+0.5秒)その後の有馬記念では中盤まで明らかなスローの後半ロンスパの戦い。好位から競馬を進め内のロスの無い馬場を進み直線でシャフリアールをハナ差押しのけ1着。上がりも最速であった。
  • 昨年の宝塚記念は大外枠から4角で好位につけていたが直線まったく伸びずに11着の惨敗。敗因を考えると骨折休養(長期休養)明け、稍重の馬場、大外枠でスタートに脚を使うなど、脚がたまっていなかった模様。
  • オールカマー勝利後の25年エリザベス女王杯では中団で脚を溜め、上がり最速で2着に0.3秒差をつけて差し切り圧勝と言える。この距離の牝馬同士では敵はいないほどの競馬であった。
  • 25年有馬記念ではスタートで出遅れ終始後方からの競馬となり、最後方から3角で進出したが、先に仕掛けたミュージアムマイル、ダノンデサイルよりも上りは速く最速であったが、差し切るには難しい位置取りであった。
  • 宝塚記念では昨年と同様半年振りのレースで良い印象はない。高い瞬発力を持っているだけに、直線までに脚をいかに溜めることができるかが課題だが外枠なので割引対象。

⑱ミステリーウェイ(評価:★☆☆☆☆)

  • 25年アルゼンチン共和国杯では単騎で大逃げを打ち、4コーナーでは差がなくなったが最後まで粘り重賞初制覇。ノーマークが功を奏したかたちとなった。
  • その後の有馬記念、日経賞、天皇賞・春では相手関係も強化され、8着が最高で、年齢的にもこれ以上の上積みは厳しく掲示板に来る可能性は極めて低い。

1,000円競馬買目

◎(本命):

〇(対抗):

単勝:◎×円

馬連:◎-〇×円

ワイド:◎-〇×円

レース結果

1着:

2着:

2着:

4着:

5着:

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