2026神戸新聞杯考察

G2

菊花賞への道

【菊花賞当確組:6頭】

ロブチェン、コンジェスタス、グリーンエナジー、アルトラムス、カフジエメンタール、ショウナンハヤナミ

ロブチェン、コンジェスタス含む当確組は菊花賞に向けての調整が最大の目標となる。

予想する上では本番の菊花賞に向けてどの程度仕上げており、結果を求めるかにより評価を分ける必要がある。

先週のセントライト記念では有力馬が後方からの競馬になる中、超スローペースで各馬菊花賞に向けて無理はしなかった。

今回出走する有力馬達は前からの競馬を得意とする馬が多い為、セントライトほど穴馬の台頭は少ないと見る。

【菊花賞ボーダー組(1500万):1頭】

ゴーラッキー

神戸新聞杯で3着以内に入り菊花賞の優先出走権を獲得したいところ。

前走の2勝クラスを快勝しており、当確組を脅かす存在になれるかが鍵。

【菊花賞権利未達組:4頭】

エイシンインアウト、エムズビギン、カムアップローゼス、シートゥサミット

現時点では菊花賞への出走は厳しい状況。

神戸新聞杯で優先出走権を獲得するため、陣営含めて本レースに懸ける思いが、勝ち負けできる能力が潜在しているかの見極めが必要。


昨年の結果

1着エリキング(2番人気)@川田将雅 中団やや後方

2着ショウヘイ(1番人気)@坂井瑠星 先行

3着ジョバンニ(3番人気)@松山弘平 先行

昨年は三連複440円、三連単1,690円の3番人気以内で決着する堅い結果。

結果的には菊花賞で好走又はその後重賞馬となる3頭で、出走時点で既に菊花賞への収得賞金は満たしていた。

1000m通過が62秒6のスローペースの中、前でレースを進めたジョバンニとショウヘイ、エリキングは中団やや後方で脚を溜めた。ショウヘイが直線で先に先頭に立ったが、ゴール前の急坂で脚色の鈍ったところを差し切った。

阪神の外回りは直線が長くゴール前の急坂により、スタミナ、瞬発力が重要となるコース形態。実力がストレートに反映されやすい。


阪神2400m外回りコース特徴

向正面から外回りを大きく回るコース、全体の高低差が大きく、最後の直線は470m以上と非常に長いため、実力がストレートに反映されやすいタフな舞台。

ゴール前の残り200m付近にある「高低差1.8mの急坂」を、スタート直後と最後の直線で計2回上る必要があります。そのため、見せかけではない本物のスタミナと底力が要求される。

最初のコーナー(1コーナー)に入るまでの距離が約300mあるため、外枠だからといって極端に不利になることはない。

道中はゆったりとした流れ(スローペース)になりやすく、後半の残り4ハロン(800m)あたりから一気にペースが上がる。

「上がり34秒台前後」の末脚が必須で最後の直線で一瞬の爆発的なスピード、または長く良い脚を使える馬が圧倒的に有利。4コーナーでのポジションが後ろであっても、確かな決め手があれば差し切れる。


出走馬評価

◎ロブチェン(松山弘平・継続⑥)

父ワールドプレミア 母父GiantsCauseway

実績的には間違いなく軸。

前で競馬ができる分、セントライトで有力馬が展開の不利を受けた様なレースは考えづらい。

皐月賞ではトラックバイアスも働きレコード勝ち、しかし、ダービーでは着差はそれほど無く、少しの展開変容で順位は変わる可能性は十分にある。絶対視できるほどの実力差は無さそう。

ダービーからの長期休養明けと前哨戦という懸念材料はあるが、それでも3着以内を外すことは考えづらい。陣営からも勝ち気なコメントが出ている点もこのレースの重要性が伺える。

【1週前追い切り】

(前々走:ダービー1着 5/20 栗東 CW 良)

6F:80.0 3F:36.2 14.6−14.4−14.8−13.9−11.1−11.2

(今回 9/9 栗東 CW 不良)

6F:82.1 3F:37.3 15.4−14.7−14.7−14.2−11.4−11.7


コンジェスタス(西村淳也・継続④)

父コントレイル 母父Alamosa(短〜マイル)

ダービー本命馬。

京都新聞杯では評価が高いベレシートをクビ差で破り、ダービーでは期待されたが直線で複数回前が詰まる不運があり9着と不完全燃焼に終わった。

それでも最後まで脚を使えて伸びていたのは明らか。スムーズにさえいっていれば掲示板、勝ち負けまでの可能性もあった。いずれにせよこの距離での能力はロブチェンにも引けを取らない。

1週前追い切りではダービー同様坂路×2本。不良馬場を考えるとそれほど悪くなく、ダービーの時よりタイムは良い。いつも通りの力は出せる状態に仕上がっている。

【1週前追い切り】

(前走:ダービー7着 5/20 坂路 良)

1本目 4F:75.8 3F:56.1 19.7−19.4−18.6−18.1

2本目 4F:60.1 3F:43.0 17.1−15.7−14.0−13.3

(今回 9/9 栗東 坂路 不良)

1本目 4F:74.5 3F:54.6 19.9−18.7−17.8−18.1

2本目 4F:57.0 3F:41.3 15.7−14.8−13.7−12.8


グリーンエナジー(戸崎圭太・継続⑥)

父スワーヴリチャード 母父Singspiel

皐月賞では2番人気に推されたが、前有利の展開が響き7着、それでも上がり三番目の脚が使えており0.5秒差の敗戦はまずまず。

前走のダービーでは中間に発熱があり調整不足。16着は度外視しても良い。

ダービーもそうであったが距離が延びても対応可能な血統である為。今回面白い存在である。

【1週前追い切り】

(前々走:皐月賞7着 4/9 美浦WC)

6F:81.6 3F:37.0 15.7−14.5−14.4−13.8−12.3−10.9

(今回 9/9 美浦 WC)

6F:82.0 3F:36.0 16.5−15.0−14.5−13.2−11.9−10.9


アルトラムス(岩田望来・手戻り③)

父イスラボニータ 母父スクリーンヒーロー

毎日杯を快勝後、皐月賞では4コーナーで躓き大きく失速のシンガリ負け。ここでの評価は難しい。

一方日本ダービーでは位置取りに安定感は無かったが、上がり自体はゴーイントゥスカイに次ぐ2番目の速さの6着と健闘。

日本ダービー6着レース後コメント(横山武史)

「よく頑張りました。具合は良くなく、皐月賞の疲れが抜けずに馬はしんどかったと思います。リズム重視で最後に賭けました。最後は凄く良い脚でした」

これまでのレース運びは安定感に欠けるが、ハマった時の一撃は強く、阪神外回りは毎日杯で上がり33.1秒で最後楽に流して勝利しているため、軽視はできない。毎日杯以来の岩田望来に出戻りする事も歓迎。

【1週前追い切り】

(前走:ダービー6着 5/20 栗東 CW 良)

6F:83.9 3F:37.9 15.4−15.4−15.2−14.3−12.1−11.5

(今回 9/9 栗東 CW 不良)

6F:82.4 3F:37.4 15.1−14.9−15.0−14.4−11.6−11.4


ショウナンハヤナミ(池添謙一・初騎乗)

父レイデオロ 母父ディープインパクト

新馬戦、若駒Sを連勝後、両前トウ骨遠位端の骨折が判明。春のクラシック断念を余儀なくされた。

1月以来の実戦で世代最上位レベルの相手となると状況は厳しい。

今回、骨折明けのレースで、既に菊花賞出走条件の収得賞金も満たしているため、余裕残しの仕上げで次走に備えるかたちで問題ないはず。

1週前追い切りでは前走より9F、6Fタイムは早く、ラスト200mで失速している。菊花賞に向けてしっかり負荷をかけて良化を促しており、菊花賞に向けてのレースとなりそう。

【1週前追い切り】

(前走:若駒S1着 1/15 栗東CW)

6F:82.9 3F:36.7 15.3−15.4−15.5−14.1−11.4−11.2

(今回 9/9 栗東CW)

6F:79.4 3F:36.2 15.0−14.1−14.1−13.1−11.4−11.7


カフジエメンタール(坂井瑠星・継続③)

父ポエティックフレア 母父キングカメハメハ

京都新聞杯を9着のあと、条件戦を連勝して神戸新聞杯に挑む。血統的に2400mは長い気はするが、前走も2200mを勝利している。

阪神芝コースでは2-1-2-0と3着内を外していない。坂井瑠星とのコンビも6戦目であることも好材料。


◯ゴーラッキー(ルメール・継続②)

父キタサンブラック 母父Fast company

新馬戦では後の弥生賞馬バステールに勝利しており、ここまで東京コースで3勝と左回りでは強さを発揮している。

中山G2ニュージーランドTでは6着に敗れているが、マイル以下の早い競馬への対応は疑問が残り、ここは度外視可能。

初の2000mとなった前走香港JTでは押し出されるかたちで先頭に立つと、直線で後続を引き離して快勝している様に距離はまだ合って良く、ルメールも「直線でもギアアップしてくれました。緩い馬場でも良いペースを維持していました。重賞レベルだと思います」と期待を寄せている。

神戸新聞杯でもルメールが騎乗するのは心強いが東京コース適正は高いが、距離、右回りへの対応と初関西輸送がポイント。

1週前追い切りでは3F36.9秒、終いは11.2秒と状態は良好。で権利獲得のためにここは調整ではなく勝負のレースと判断する。


エムズビギン(武豊・初騎乗)

父キタサンブラック 母父Galiieo

きさらぎ賞ではアタマ差の2着と健闘したが、その後の京都新聞杯、ダービーでは直線で脚が鈍り7着と14着と苦戦を敷いられる。

折り合い面での成長は感じられるが京都新聞杯、ダービーともに距離は長い印象。同レースに出走したコンジェスタスと比較すると圧倒的に迫力で欠ける。

武豊は菊ではゴーイントゥスカイへの騎乗が既定路線なだけに、意表を突く騎乗での変わり身の可能性もある。


▲エイシンインアウト(横山琉人・継続④)

新馬戦からダートで苦戦したが、芝変わりでここ2戦を連勝中。

前走のルスツ特別(1勝クラス)では後方から向正面で進出し、4コーナーで先頭に立ち、最後は5馬身差をつけて圧勝。

レースの格は低いが、前々走の未勝利戦から競馬の内容は悪くない。洋芝以外の芝コースは初めての経験になるが面白い存在。

ルスツ特別1着レース後のコメント(横山琉人)
「前走(未勝利戦)がとてもいい勝ち方でしたし、勝ってから追い切りの動きが良くなりました。反応が良すぎて、先頭に立つのが早すぎるかと思いましたが、突き放してくれました。馬は良くなっていますし、この先も楽しみです」


カムアップローゼズ(北村友一・初騎乗)

父リオンディーズ 母父マンハッタンカフェ

京都新聞杯ではコンジェスタスに0.5秒差の6着であったが2000m以上での好走実績はない。

前走は函館1800mの1勝クラス(臥牛山特別)を勝っているが、メンバーレベルが強化される今回は厳しそう。


シートゥサミット(酒井学・継続④)

父モーリス 母父Discreet cat

デビュー当時は出遅れ癖がひどかったが、酒井学とのコンビ後はマシになった。

距離2400mのレースを選択してからの成績は2着→1着→2着と、向正面からの捲りで直線押し切る競馬で安定しだした。

前走1勝クラスでは神戸新聞杯と同じ阪神2400外回りコースを経験し2着。稍重と連戦での疲れがあったか。

3カ月振りのレースにはなるが向正面から捲りで穴候補筆頭。


私の買い目

①三連単ボックス

ロブチェン−ゴーラッキー−エイシンインアウト

②三連複2頭軸流し

ロブチェン−ゴーラッキー−🔴

🔴コンジェスタス、グリーンエナジー、アルトラムス、エムズビギン、シートゥサミット、カフジエメンタール、ショウナンハヤナミ(三連単購入のエイシンインアウトを除く)


菊花賞 賞金ボーダー ※フルゲート18頭
出走順 馬名 収得賞金

ジャスティンシカゴ(原優介)セントライト記念 1着
サヴォアフェール(回避) セントライト記念 2着
アウダーシア(津村明秀)   セントライト記念 3着
優先 – – -    神戸新聞杯 1着
優先 – – -    神戸新聞杯 2着
優先 – – -    神戸新聞杯 3着

7位 ロブチェン(松山弘平) 28,900万円
8位 コンジェスタス(西村淳也) 3,600万円
9位 ゴーイントゥスカイ(武豊)3,100万円
9位 バステール(川田将雅) 3,100万円
11位 サノノグレーター(Cデム)2,950万円
12位 アスクエジンバラ(岩田康誠)2,700万円
13位 グリーンエナジー(戸崎圭太) 2,450万円
13位 アルトラムス(岩田望来)2,450万円
15位 マテンロウゲイル(回避) 2,400万円
16位 メイショウハチコウ(?)2,100万円
17位 ジャスティンビスタ(?)2,000万円
18位 ラージアンサンブル(岩田望来)1,600万円
18位 ショウナンハヤナミ(池添謙一)1,600万円
18位 カフジエメンタール(坂井瑠星)1,600万円

21位 ダノンヒストリー (?)1,500万円
21位 チャリングクロス(戸崎圭太)  1,500万円
21位 ロードフィレール(坂井瑠星)  1,500万円(大原S予定?)
21位 ナリタエスペランサ (川田将雅)1,500万円
21位 ゴーラッキー(ルメール)1,500万円(神戸新聞杯予定)
21位 マジョレルブルー(戸崎圭太) 1,500万円

主な除外馬
リアライズシリウス、ライヒスアドラー、ゾロアストロ、フォルテアンジェロ、ショウナンガルフ、パントルナイーフ、ベレシート


2026回顧(あとがき)

1着ロブチェン(1番人気)松山弘平

2着アルトラムス(3番人気)岩田望来

3着シートゥサミット(11番人気)酒井学

4着ゴーラッキー(5番人気)ルメール

5着エムズビギン(8番人気)武豊

三連単33,530円 三連複14,410円。

勝ったのは断然の1番人気ロブチェン。ハナ差の2着にアルトラムスという結果。

逃げる馬不在でゴーラッキーが押し出される形でハナに立つと。向正面でシートゥサミットが進出しそのまま3着に残る。

ロブチェンは3コーナーまで後方で脚を溜め4コーナーでは4番手の好位から直線で先頭に立つとアルトラムスの猛追をハナ差で逃げ切った。

ハナ差ではあったが結果的にはロブチェンの横綱相撲であった。

有力馬ではコンジェスタスが馬体重+20kg、グリーンエナジー+12kgで6着、8着で仕上りはここでは無かったか。

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