函館、新潟、中京に続く2歳重賞第4ラウンドの札幌2歳ステークス。2022年には皐月賞馬ジオグリフも輩出した注目の2歳重賞で、今年はフルゲートには満たない9頭での戦いいとなりましたが、楽しみな逸材も出走する注目のレースとなりました。
注目、人気は新種牡馬フライトライン産駒のショウナンガレオン。函館1800mの2歳コースレコードを0.5秒も更新しての圧勝で大器の片鱗を見せています。
当初、エフフォーリア産駒のノヴァヴェローチェも出走予定でしたが左後肢ハ行のため出走回避となりました。競馬ファンとしてはショウナンガレオンとの勝負を楽しみにしていましたが、今後、万全の状態での勝負を期待したいです。
コースの札幌1800mはほぼ高低差のが無いコースのため先行馬もゴール前での粘り残りが可能。直線も短いので差し、追込勢は向正面から前を意識した早めの仕掛けが必要で展開、位置取りの駆け引き含めて楽しみなレースになりそうですね。
データ分析(過去10年間2016-2025)
性別♂♀
牝馬はやや優勢◎人気薄でも軽視は禁物
牝馬の方が勝率、連対率、複勝率全てにおいて牡馬より数値は高く。3着内にきた8頭のうち3番人気以内が3頭、4番人気以降が5頭と人気薄でも軽視はできないです。ただし1着にきた3頭は1、2番人気なので下位人気馬は紐候補に留めるのが無難かもしれません。
牡馬:7-6-9-71(勝率:7.5% 連対率:14.0% 複勝率:23.7%)
牝馬:3-4-1-22(勝率:10.0% 連対率:23.3% 複勝率:26.7%)
騙馬:0-0-0-1(勝率:0% 連対率:0% 複勝率:0%)
前走距離
基本前走1800mから。距離延長、短縮組は△
前走1800mから挑むデータが良く、出走頭数が多いのはありますが9勝をあげています。唯一の1800m以外の勝馬は2020年のソダシ(前走2歳新
2000m:0-0-0-4(勝率:0% 連対率:0% 複勝率:0%)
1800m:9-8-8-67(勝率:9.8% 連対率:18.5% 複勝率:27.2%)
1600m:0-0-1-6(勝率:0% 連対率:0% 複勝率:14.3%)
1500m以下:1-2-1-14(勝率:5.6% 連対率:16.7% 複勝率:22.2%)
前走コース
函館組が◎札幌組は苦戦を敷いられる!?
前走のコース成績を見ると函館組が勝率19.2%で好成績をおさめています。最も出走頭数が多い札幌組は複勝率こそ20%を超えていますが、勝率だけを見ると函館組の四分の一の4.8%と大きく差をあけられています。両場ともに洋芝ではありますが、札幌よりもコースの起伏がある函館を経験していることにより、札幌の平坦なコースに対応が可能なのかもしれません。
函館:5-2-3-16(勝率:19.2% 連対率:26.9% 複勝率:38.5%)
札幌:3-6-5-49(勝率:4.8% 連対率:14.3% 複勝率:22.2%)
新潟:1-1-0-4(勝率:16.7% 連対率:33.3% 複勝率:33.3%)
東京:1-1-0-6(勝率:12.5% 連対率:25.0% 複勝率:25.0%)
ローテーション
勝率は未勝利>クローバー賞>新馬
勝率が一番高いのは以外にも未勝利戦組で連対率も21.9%と最も高くなっています。逆に新馬戦から挑む馬は勝利数こそ最も多いですが勝率は7.5%、連対率13.4%と数値的には劣ります。
新馬戦:5-4-7-51(勝率:7.5% 連対率:13.4% 複勝率:23.9%)
未勝利戦:4-3-1-24(勝率:12.5% 連対率:21.9% 複勝率:25.0%)
コスモス賞(OP):0-2-1-10(勝率:0% 連対率:15.4% 複勝率:23.1%)
クローバー賞(OP):1-1-1-6(勝率:11.1% 連対率:22.2% 複勝率:33.3%)
その他:0-0-0-3(勝率:0% 連対率:0% 複勝率:0%)
枠順
外枠(特に8枠)には要注目
勝馬が一番多いのは4枠、次いで外枠の7枠、8枠となっています。勝馬自体は4枠の方が多いですが、この外枠の7、8枠は人気馬(1~3番人気)が安定して好走するだけでなく、4番人気以下の中~穴馬が過去10年間で9頭も3着以内に入着していることから、外枠(特に8枠)に入る馬は人気薄でも警戒する必要がありそうです。
特に外枠×差し・先行は注目
外枠からスムーズに被されずに立ち回れる「差し(複勝率47.1%)」「先行(同36.8%)」の好走率が顕著で、逆に中枠に入った「先行(同3.1%)」は非常に苦戦しており、馬群に包まれて位置取りを悪くしやすい傾向がうかがえます。
1枠:0-2-3-5(勝率:0% 連対率:20% 複勝率:50%)
2枠:1-0-0-9(勝率:10% 連対率:10% 複勝率:10%)
3枠:1-0-0-12(勝率:7.7% 連対率:7.7% 複勝率:7.7%)
4枠:3-0-1-11(勝率:20% 連対率:20% 複勝率:26.7%)
5枠:1-1-1-15(勝率:5.6% 連対率:11.1% 複勝率:16.7%)
6枠:0-0-1-17(勝率:0% 連対率:0% 複勝率:5.6%)
7枠:2-2-1-15(勝率:10% 連対率:20% 複勝率:25%)
8枠:2-5-3-10(勝率:10% 連対率:35% 複勝率:50%)
👣脚質
脚質的には逃げ、先行の前が圧倒的に有利となっています。それも、最後の直線が266.1mしかないことが理由で、後方からの競馬をする馬にとっては、差し届かないことがないように早めに仕掛ける展開となります。連対率、複勝率が先行馬が最も成績が良いのも納得できます。基本は前でレースを進める馬、捲りができる馬を軸にしたいと思います。
逃げ:2-1-0-8(勝率:18.2% 連対率:27.3% 複勝率:27.3%)
先行:6-5-3-24(勝率:15.8% 連対率:28.9% 複勝率:36.8%)
差し:1-2-6-26(勝率:2.9% 連対率:8.6% 複勝率:25.7%)
追込:1-2-1-36(勝率:2.5% 連対率:7.5% 複勝率:10.0%)
⚖️馬体重
ベストは460〜479kgゾーン◎軽すぎ、重すぎは信頼度が落ちる
馬体重で信頼度が最も高いのは460〜479kgのゾーンで勝率13.2%、複勝率39.5%でした。逆に軽すぎる馬や重すぎる馬は勝率が6%まで落ちて、複勝率の成績も芳しくないです。洋芝の札幌ではパワーが一定程度必要だとは思われますが、仕掛けが早い分加速しながらコーナー対応しなければならないので、重すぎる馬体重が洋芝での素軽さを削ぐ要因になる可能性があります。
439kg以下:1-1-0-13(勝率:6.7% 連対率:13.3% 複勝率:13.3%)
440〜459kg:1-2-1-27(勝率:3.2% 連対率:9.7% 複勝率:12.9%)
460〜479kg:5-5-5-23(勝率:13.2% 連対率:26.3% 複勝率:39.5%)
480〜499kg:2-1-2-20(勝率:8.0% 連対率:12.0% 複勝率:20.0%)
500kg以上:1-1-2-11(勝率:6.7% 連対率:13.3% 複勝率:26.6%)
上がり最速馬は複勝率90%超え
過去10年間の上がり最速馬は【4-3-3-1】と90%超え、上がり最速が使える馬を軸にするのが良さそうです。
上がり最速を使う脚質は逃げ1、先行1、差し1、追込4、捲り4とやはり後方で脚を溜めれる馬や中団から捲りができる馬。
過去10年間の上がり最速馬の成績【4-3-3-1】
2025年:1着ショウナンガルフ 472kg(1人気)(9-9-11-9)追込 35.0秒
2024年:2着アルマヴェローチェ 484kg(6人気)(6-6-8-5)差し 36.3秒
2023年:1着セットアップ 474kg(3人気)(1-1-1-1)逃げ 36.5秒
2022年:1着ドゥーラ 466kg(1人気)(6-5-5-4)先行 35.7秒
3着ダイヤモンドハンズ 512kg(4人気)(13-13-13-11)追込 35.7秒
2021年:1着ジオグリフ492kg(1人気)(9-9-5-3)捲り 36.1秒
2020年:2着ユーバーレーベン 478kg(5人気)(14-14-5-3)捲り 36.6秒
2019年:2着サトノゴールド 460kg(3人気)(12-12-12-11)追込 36.4秒
2018年:3着クラージュゲリエ 462kg(1人気)(8-9-12-5)捲り 36.8秒
2017年:3着ダブルシャープ 470kg(7人気)(14-14-14-4)捲り 35.3秒
2016年:7着インヴィクタ 466kg(3人気)(12-11-12-10)追込 35.4秒
予想
◎ショウナンガレオン
◯コスモハナミズキ
▲テンカタイヘイ
△イドム
出走馬分析
◎ショウナンガレオン(鮫島克駿)
7月の函館新馬戦では5頭立ての少頭数ながら、2歳コースレコードを0.5秒更新する勝利。
1000m通過は1:00:4でペース判定としてはスローの部類ではあるが、3番手から追走して、後半も11秒台を連続して刻み、残り800mからは12.3-12.3-11.9-11.6-11.3と最後まで加速して2着に2馬身半、3着に4馬身を余力を残して勝利が評価できる。
2着以下は次の未勝利戦でいずれも敗れており、レベル的には低かったのかもしれないが、コースレコード勝ちで能力的には現時点で世代最上位。
⭕推し材料
- 札幌2歳ステークスに相性の良い函館1800mを勝利(しかもコースレコード)
- 新馬戦ではまだまだ余力残しでの勝利
- 馬体重データとの合致性(最適)
❌懸念材料
- 特に無し
🟥最終評価
ノヴァヴェローチェの出走回避により強力なライバルが不在となり死角は見当たらない。能力的には世代の中で上位にいることは間違いなく、前走や馬体重のデータ的にも穴の少ない1頭でここでは【本命】。
◯コスモハナミズキ(佐々木大輔)
未勝利戦(福島1800m)は逃げて勝利、コスモス賞(札幌1800m)も逃げて能力が高いデアグランツに1.0秒差の3着と健闘した。
ショウナンガレオンとの比較では評価は1枚下になるが、今回、他の逃げ馬不在でスムーズに逃げることができれば前に残れる可能性もあり、出走する牝馬で唯一の勝ち経験ある事もプラス材料といる。
⭕️推し材料
- 札幌2歳ステークスで4戦目となる経験とここまで3着内を外していない安定感
- 牝馬データが◯の中で唯一の牝馬勝利馬
- ノヴァヴェローチェの出走回避により逃げ馬には好都合
△テンカタイヘイ(丹内祐次)
前走2歳新馬戦はこのレースと相性の良い函館1800m。重馬場の中後方で脚を溜めて、3コーナーから進出して直線で前をあっさりとかわし上がり最速の強い競馬を見せた。札幌は函館よりも平坦コースである為、函館の重馬場を最速で上がった経験は推し材料といえます。
札幌2歳ステークスは捲りから上位に食い込む事が多いレース。新馬戦で見せた展開、上がり最速が再現できれば上位進出は十分に可能だと思われます。


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